無畏(読み)むい

精選版 日本国語大辞典 「無畏」の意味・読み・例文・類語

む‐い ‥ヰ【無畏】

〘名〙
① 畏れることのないこと。あらゆる障害や苦しみを畏れないこと。無所畏。〔礼記表記
仏語。仏が大衆の中で法を説く時の、泰然として畏れるところのない自信。これに四種あると説き、四無畏(または四無所畏)という。無所畏。
※栄花(1028‐92頃)玉のうてな「十力無畏の相は起居(たちゐ)するにあり」 〔勝鬘経‐一乗章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「無畏」の意味・読み・例文・類語

む‐い〔‐ヰ〕【無畏】

仏語。おそれるところのないこと。特に、仏が法を説くときの何ものをもおそれない態度。4種あると説き、四無畏しむいという。無所畏。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「無畏」の読み・字形・画数・意味

【無畏】むい

恐れず。

字通「無」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android