熊柳(読み)クマヤナギ

デジタル大辞泉 「熊柳」の意味・読み・例文・類語

くま‐やなぎ【熊柳】

クロウメモドキ科蔓性つるせいの落葉低木。葉は卵形でつやがある。夏、白色小花群生。実はアズキ大で、熟すと黒色

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精選版 日本国語大辞典 「熊柳」の意味・読み・例文・類語

くま‐やなぎ【熊柳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. クロウメモドキ科のつる性落葉低木。各地の山野に生える。枝は平滑で往々紫色を帯びる。葉は、長さ五センチメートルぐらいの卵状楕円形で裏面が白色を帯びており、互生する。夏、枝の先端や葉腋(ようえき)に小さな緑色の五弁花を円錐状につける。翌年の夏に米粒大の果実を結ぶ。黒熟し甘くて食べられる。昔は、枝を馬の鞭に用いた。漢名、蛇藤・紫羅花・黄鱔藤。
    1. [初出の実例]「鞭は竹の根のみにあらず。熊柳其外四季によりて替儀有といへども、熊柳竹の根を常に用と心得べし」(出典:三議一統大双紙(15C前)騎射門)
  3. 植物ねこやなぎ(猫柳)」の異名。〔書言字考節用集(1717)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「熊柳」の解説

熊柳 (クマヤナギ)

学名Berchemia racemosa
植物。クロウメモドキ科の落葉つる性植物,薬用植物

熊柳 (クマヤナギ)

植物。ヤナギ科の落葉低木,園芸植物ネコヤナギ別称

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