デジタル大辞泉 「燐寸」の意味・読み・例文・類語 マッチ(match) 軸木につけた頭薬を摩擦によって発火させる道具。塩素酸カリウム・ガラス粉・硫黄などからなる頭薬を、マッチ箱の側面に塗布した赤燐せきりん・硫化アンチモンなどからなる側薬にこすりつける安全マッチが普通。赤燐か黄燐を頭薬とし、壁・靴などにこすりつけるだけで発火するものもあるが、現在は製造禁止。[補説]「燐寸」とも書く。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「燐寸」の意味・読み・例文・類語 マッチ【燐寸】 〘 名詞 〙 ( [英語] match ) 火薬を用い、摩擦によって火をつける道具。どこで摩擦しても火のつく摩擦マッチと、薬剤を軸木と箱とに分けて塗り、両者の摩擦で火のつく安全マッチとがある。日本で製造されるようになったのは明治八年(一八七五)。[初出の実例]「『マーッチ』を出し、巻煙草に火を点て」(出典:福運のすすめ(1873)〈対湾野史〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例