牛尾菜(読み)シオデ

精選版 日本国語大辞典 「牛尾菜」の意味・読み・例文・類語

しおでしほで【牛尾菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ユリ科のつる性多年草。各地の山野に生える。葉柄の基部から托葉の変形した巻ひげを出し、他物にからむ。葉は卵状楕円形。雌雄異株。初夏葉腋(ようえき)長柄のある散形花序をつけ、黄緑色の六花被の小花を球状に密生する。花後に結ぶ大豆大の果実は、黒く熟す。若芽は食べられる。和名は、アイヌ語によるという。漢名に牛尾菜を当てる。しょうで。しおでかずら。〔大和本草(1709)〕
  3. 植物「やはずあざみ(矢筈薊)」の誤称。〔医心方(984)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「牛尾菜」の解説

牛尾菜 (シオデ)

学名Smilax riparia var.ussuriensis
植物。ユリ科のつる性多年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android