玉造稲荷神社(読み)たまつくりいなりじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「玉造稲荷神社」の意味・読み・例文・類語

たまつくり‐いなりじんじゃ【玉造稲荷神社】

大阪市中央区玉造にある稲荷神社。宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)ほかをまつる。境内観音堂があり、大坂三十三所の第一〇番札所。豊津稲荷。玉造稲荷。

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日本歴史地名大系 「玉造稲荷神社」の解説

玉造稲荷神社
たまつくりいなりじんじや

[現在地名]東区玉造二丁目

祭神は宇迦之御魂大神を主神とし、相殿神として、下照姫命・稚日女命・月読命・軻遇突智命を祀る。豊津とよつ稲荷ともよばれた。旧府社。社伝によれば垂仁天皇一八年の勧請で、用明天皇二年聖徳太子が仏教受容、物部守屋打倒を願って当地に栗の白木をさしたところ、その願意が成就したので、鎮座地の玉作岡を栗岡くりおか山と称したという。南北朝時代には、大和に神霊を一時奉遷するが、嘉暦元年(一三二六)は栗岡山に還御したようである。栗岡(山)地名、豊津の別称から、社地は上町うえまち台地東側の集散地として適していたようである。

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事典 日本の地域遺産 「玉造稲荷神社」の解説

玉造稲荷神社

(大阪府大阪市中央区玉造2-3-8)
大阪市都市景観資源指定の地域遺産。

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