20世紀日本人名事典 「玉野井芳郎」の解説
玉野井 芳郎
タマノイ ヨシロウ
- 生年
- 大正7(1918)年1月23日
- 没年
- 昭和60(1985)年10月18日
- 出生地
- 山口県柳井市
- 学歴〔年〕
- 東北帝国大学法文学部経済学科〔昭和16年〕卒
- 学位〔年〕
- 経済学博士
- 経歴
- 昭和23年東北大学助教授、26年東京大学教養学部助教授、35年教授。53年退官後沖縄国際大学教授となり、60年4月、学部新設申請中の明治学院大学に招かれた。「地域分権の思想」「エコノミーとエコロジー」などの著書で、「地方の時代」「地域主義」の理論的支柱となった。社会科学と自然科学の垣根を超えた「エントロピー学会」の結成に大きな役割を果した。その他の著書に「リカアドウからマルクスへ」「マルクス経済学と近代経済学」「生命系のエコノミー」「科学文明の負荷」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報