王寺町(読み)おうじちよう

日本歴史地名大系 「王寺町」の解説

王寺町
おうじちよう

面積:六・九三平方キロ

郡北西部、奈良盆地西部に位置。東は河合町、西は明神みようじん(二七四・九メートル)からかめに下る山嶺と大和川で大阪府、南東葛下かつげ川流域で上牧かんまき町、南は明神山から東へ延びる山地香芝かしば町、北は大和川を隔てて生駒郡と境する。

明治二二年(一八八九)四月一日の町村制施行により葛下郡の二村が合併、王寺村となり、同三〇年四月一日の葛下郡・広瀬郡合併により北葛城郡王寺村。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王寺町」の意味・わかりやすい解説

王寺〔町〕
おうじ

奈良県北西部,奈良盆地西端部の町。 1926年町制。大阪平野と奈良盆地を結ぶ重要な通路にあたり,1890年の大阪鉄道 (現 JR関西本線) 開通以来,和歌山線,近畿日本鉄道各線も開通して急速に発展し商業取引の中心地となった。交通の要地で,工業化とともに宅地造成が盛ん。信貴山への登山口で,砥石鼻緒特産。木造聖徳太子坐像などの重要文化財を有する達磨寺がある。町域西部を国道 25号線,東部を国道 168号線が縦走する。面積 7.01km2人口 2万4043(2020)。

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