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けつjue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


けつ
jue

中国古代玉器の一種。殷・周の佩玉環状をなし,一方に切れ目がつく。 玦の出土例は多いが,上村嶺 虢国墓地 1704号墓や洛陽中州路1号墓,904甲号墓では,頭部左右の耳に1個ずつ 玦が置かれ,葬制に基づく 玦の使用がうかがわれる。

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大辞林 第三版の解説

けつ【玦】

古代の装飾品。一部分を欠いた環形の玉。男子が腰にさげる。

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世界大百科事典内のの言及

【環】より

…服飾や車輿(しやよ)の装飾にも用いられたが,耳環,指環,腕環などを指すこともある。環に似て辺の一部分の欠けているものを玦(けつ),平板で外辺の幅と円孔の直径とが等しいものを璧(へき)という。とくに,腰に帯びる環を玉環ともいう。…

【玉器】より

…玉器は中国において早く長江(揚子江)下流の新石器時代後期の良渚文化(前3千年紀中ごろ~前2千年紀初め)で高度に発達していることが最近明らかになった。装身具に腕輪,いわゆる玦状(けつじよう)耳飾,弓なりの首飾や小玉(こだま),垂飾,かんざし等がある。後世,瑞玉(ずいぎよく)と呼ばれた玉器,すなわち王が臣下に領土を安堵し,あるいは何かの任務を命ずる際にしるしとして貸与し,また貴族間の贈物に使われた象徴的な玉器も多く作られている。…

※「玦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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