球状蛋白質(読み)きゅうじょうたんぱくしつ

精選版 日本国語大辞典 「球状蛋白質」の意味・読み・例文・類語

きゅうじょう‐たんぱくしつ キウジャウ‥【球状蛋白質】

〘名〙 分子が球に近い形状をもつ蛋白質。生体内での生活現象にあずかる蛋白質のほとんどはこれに属し、アルブミングロブリングルテリンプロラミンヒストンプロタミンなどと、多く複合蛋白質がある。繊維状蛋白質に対していう。

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デジタル大辞泉 「球状蛋白質」の意味・読み・例文・類語

きゅうじょう‐たんぱくしつ〔キウジヤウ‐〕【球状×蛋白質】

球状立体構造をもつたんぱく質。水に溶けやすいものが多く、酵素抗体・伝達・貯蔵輸送などの機能を担う。ヘモグロビンミオグロビンアルブミンをはじめ多くのたんぱく質が球状たんぱく質である。→線維状蛋白質

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