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琉球表 リュウキュウオモテ

デジタル大辞泉の解説

りゅうきゅう‐おもて〔リウキウ‐〕【×琉球表】

麻糸を縦とし、シチトウの茎を横として織った畳表。じょうぶで耐久性がある。

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大辞林 第三版の解説

りゅうきゅうおもて【琉球表】

畳表の一種。麻糸を縦とし、シチトウの茎を横として織ったもの。じょうぶで耐久力に富む。七島表。琉球ござ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

琉球表
りゅうきゅうおもて

琉球藺(い)(別名七島(しちとう)藺)を素材につくられた莚(むしろ)や畳表、茣蓙(ござ)などの通称。備後(びんご)表に比べて外観は劣るものの強靭(きょうじん)であるため、柔道場の畳や庶民の莚、茣蓙に広く利用された。琉球藺を麻糸で織ったものであるが、古くはユウナ(オオハマボウ)の樹皮から得られる繊維糸で織られ、沖縄では船の帆としても用いられていた。沖縄では1960年代まで琉球藺が盛んに栽培されていたが、合成繊維製の莚が普及したためほとんど栽培されなくなり、現在では大分県で90ヘクタールほど栽培されているのが目だつ程度である。[高良倉吉]

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世界大百科事典内の琉球表の言及

【畳】より

…わら床で常時敷き詰められている畳は,病害虫の温床として,公衆衛生上の観点から年2回大掃除を行い畳の裏まで日光に当てる畳干しが推奨された時期もあったが,床下換気が改良され,化学薬品が普及した結果,畳干しの必要はほとんどなくなっている。畳表は産地により,備前表,備後表(イグサを用いた畳表の代表的なもので,広島産が最上等とされる),高知表,八代表,琉球表(大分県などが主産地で,シチトウイ(七島藺)を用いる),諸目表(静岡県),小松表(石川県)などがあり,畳表がいたむと表だけを張り替える畳替えを行う。畳床(たたみどこ)は良質のわらを縦横に編んだものを圧搾して麻糸で重ね締めにしたものが本式であるが,近年では合成樹脂材を使用した畳床も多くなっている。…

※「琉球表」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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