日本大百科全書(ニッポニカ) 「瓦棒葺き」の意味・わかりやすい解説 瓦棒葺きかわらぼうぶき 金属板を用いて屋根を葺くときの方法の一つ。屋根の流れの方向に一定間隔で桟を裏板の上に打ち付け、裏板の上に金属板を敷き、桟の上にも金属板をかぶせる。この桟を瓦棒という。 瓦棒を用いない平葺きに比べ、温度変化による金属板の伸縮を瓦棒の間で吸収でき、また間隔を金属板の幅以下の寸法にしておけば、金属板の流れ方向の継手がなくなるので、それだけ雨仕舞(あまじまい)に優れる。瓦棒間隔は通常45センチメートル以下とする。なお金属板の継手はすべてはぜ継ぎとしなければならない。[山田幸一][参照項目] | 屋根 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
リフォーム用語集 「瓦棒葺き」の解説 瓦棒葺き 金属板を用いて屋根を葺くときの方法の一つ。屋根の流れの方向に一定間隔で桟を裏板の上に打ち付け、裏板の上に金属板を敷き、桟の上にも金属板をかぶせる。この桟の事を瓦棒という。瓦棒を用いない平葺きに比べて、温度変化による金属板の伸縮を瓦棒の間で吸収できる。また、間隔を金属板の幅以下の寸法にしておくと、金属板の流れ方向の継手がなくなるので、雨仕舞に優れる。 出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報
家とインテリアの用語がわかる辞典 「瓦棒葺き」の解説 かわらぼうぶき【瓦棒葺き】 亜鉛鉄板などの大きな面積の金属板で屋根を葺(ふ)くときに用いる工法。ゆるい勾配(こうばい)の屋根の斜面に沿って、一定間隔(45~60cm程度)で、瓦棒と呼ばれる角棒状の心材を入れる。雨や強風に比較的強い。 出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報