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甘い生活

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デジタル大辞泉プラスの解説

甘い生活

弓月光による漫画作品。1990年に連載が開始された。2011年よりセカンドシーズンが開始され、現在でも連載されている。『ビジネスジャンプ』1990年第11号~2011年第21・22号、『グランドジャンプ』第1号から連載中。集英社ヤングジャンプコミックス全40巻+セカンドシーズン既刊1巻。

甘い生活

1960年製作のイタリアフランス合作映画。原題《La dolce vita》。『サテリコン』(1969)、『フェリーニのローマ』(1972)と合わせ「フェリーニのローマ三部作」と呼ばれる。監督:フェデリコ・フェリーニ、出演:マルチェロ・マストロヤンニアニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメほか。第34回米国アカデミー賞衣裳デザイン賞(白黒)受賞。第13回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

あまいせいかつ【甘い生活 La dolce vita】

F.フェリーニ監督のイタリア映画の大作。1960年製作。奇跡の経済繁栄のもとに〈甘い生活〉を享楽する現代イタリア社会の恥部を暴いたスキャンダラスな映画として,イタリア政府にもバチカンにもショックを与え,一つの社会的事件となった。1人のジャーナリスト(マルチェロ・マストロヤンニ)を狂言回しとして,冒頭のヘリコプターにつるされた巨大なキリスト像シーンから,僧侶の身なりでカメラマンたちの目を逃れるハリウッドスター女優(アニタ・エクバーグ),イベントとして演出された〈奇跡〉,貴族の館での乱ちきパーティ等々を経て,夜明けの浜辺に打ち上げられて死臭を放つ巨大な怪魚と,対岸から呼びかける純真無垢(むく)な少女を対照させたラストシーンに至るまで,〈祝祭〉と〈黙示録〉のイメージに満ちあふれた〈寓意的なフレスコ画〉。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

甘い生活
あまいせいかつ
La dolce vita

1960年製作のイタリア・フランス合作映画。フェデリコ・フェリーニ監督の代表作で、カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた。作家志望のマルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)が、ゴシップライターとして華やかな芸能界や社交界を取材しながら、退廃的な暮らしに耽溺(たんでき)していく過程を造形的な魅力たっぷりに描いたため、教会からは強く批判された反面、全編を通して浮き彫りになる魂の救済のテーマは、カソリシズムと切り離して考えることはできない。ハリウッド・スター役のアニタ・エクバーグAnita Ekberg(1931―2015)がトレビの泉で水浴びをする扇情的な場面がとくに有名で、パパラッチとよばれるカメラマンの存在とともに脚光を浴びた。自伝的要素が高いと評されるフェリーニの作品中にあって、同じく作家志望の主人公が故郷を出奔する『青春群像』(1953)の後日談的な要素を備えつつ、マストロヤンニが監督の分身的な人物として初めて登場した。[西村安弘]

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世界大百科事典内の甘い生活の言及

【フェリーニ】より

…戦争直後にロッセリーニと出会い,彼のスタッフの一人となって,〈ネオレアリズモ〉の重要な一翼を担うこととなった。 《道》の国際的成功によってイタリア映画の〈新しい天才〉とうたわれたフェリーニは,典型的なイタリア人でその思想は地中海文明と西欧文化の洗礼を受けた〈社会的カトリック主義者〉とみなされていたが,《道》とともに〈孤独の三部作〉といわれる《崖》(1955)と《カビリアの夜》(1957)のあと,その題名がヨーロッパで退廃と享楽生活をあらわすことばとして流行した《甘い生活》(1960)が公開されたときは,商業化した宗教を揶揄(やゆ)されたと解釈した教皇庁が〈反キリスト映画〉であると非難し,性的腐敗と精神的貧困を弾劾されたと解釈した上流階級と協力して,組織的で暴力的な上映反対運動を起こしたという。《カサノバ》(1975),《オーケストラ・リハーサル》(1979)などは〈自己満足〉を指摘されたりもしたが,1984年につくった《船が行く》は,現代を風刺する寓話を題材にして虚構の空想的世界をつくりあげるフェリーニの手法を集大成した作品であり,《道》の詩情,《甘い生活》の精緻(せいち)さ,《フェリーニのアマルコルド》の魅力,《オーケストラ・リハーサル》のシュルレアリスム的なユーモアを兼ねそなえた傑作との声が高い。…

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