生熟(読み)セイジュク

デジタル大辞泉 「生熟」の意味・読み・例文・類語

せい‐じゅく【生熟】

未熟なことと成熟していること。また、未熟と熟練
戦士には―の、優劣あり」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「生熟」の意味・読み・例文・類語

せい‐じゅく【生熟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. なまであることと熟していること。みのらないものとみのったもの。
    1. [初出の実例]「我が家にては飲食の節慎みやすし、他の饗席にありては烹調生熟の節我心にかなはず」(出典:養生訓(1713)三)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐摘蒼耳詩〕
  3. 物事に未熟なことと熟練していること。しょうじゅく。
    1. [初出の実例]「某年所為、孰是当否、孰是生熟」(出典:言志後録(1835))
  4. まだ熟していないこと。
    1. [初出の実例]「他の健全無事な実はマダ青々と生熟(セイジュク)中であるに拘らず」(出典:裸に虱なし(1920)〈宮武外骨〉腐った熟柿政治屋)

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普及版 字通 「生熟」の読み・字形・画数・意味

【生熟】せいじゆく

なますと、煮つけたもの。〔荘子天道〕生熟、に盡きざるに、積斂(せきれん)すること崖(かぎり)無し。

字通「生」の項目を見る

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