生面(読み)セイメン

デジタル大辞泉 「生面」の意味・読み・例文・類語

せい‐めん【生面】

新しい方面。新生面
初めて会うこと。初対面。「生面の客」
アクセント1はセイメン、2はセイメン

なま‐づら【生面】

(「生面下げる」の形で)顔をののしっていう語。いけしゃあしゃあとした顔。
「なんの―さげて、今この所へ来たりしぞ」〈浄・出世景清

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精選版 日本国語大辞典 「生面」の意味・読み・例文・類語

せい‐めん【生面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新しい方面。新生面。新面目
    1. [初出の実例]「今朝向鏡自請問、生面工夫在孰辺」(出典:垂加文集(1714‐24)元日詩・丁未)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐丹青引贈曹将軍覇詩〕
  3. 初めて会うこと。初対面。
    1. [初出の実例]「豈別熟識兼生面、心酔魂迷転欲顛」(出典:玩鴎先生詠物雑体百首(1794)祇園祭優行)

なま‐づら【生面】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なま」は接頭語 ) 顔をののしっていう語。恥を恥と思わない顔。いけしゃあしゃあとした顔。「生面さげる」の形で、恥ずべき行ないをしていながら死にもしないで平然と生きている様子を卑しんでいう。
    1. [初出の実例]「右 なまずのひょん太郎 風のふくへさきのおきなおさへかねなまつらさげてこかれゆくふね」(出典:仮名草子・魚の歌合(1624‐44頃か))

いき‐づら【生面】

  1. 〘 名詞 〙 生きている人の顔。また、顔を強調していう。
    1. [初出の実例]「女ゆひさしをしたいきつらにそのやうにする物かと云てはらをたつる」(出典:天理本狂言・内沙汰(室町末‐近世初))

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普及版 字通 「生面」の読み・字形・画数・意味

【生面】せいめん

いきいきとした顔。精彩。唐・杜甫〔丹青引、曹将軍に贈る〕詩 凌(閣中の図画)の功臣、顏色少なし 將軍筆を下せば、生面開く

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