デジタル大辞泉
「甥」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おいをひ【甥】
- 〘 名詞 〙 自分の兄弟・姉妹の生んだ男の子。⇔姪(めい)。〔令集解(738)〕
- [初出の実例]「御をひのやまとの守にてありけるぞ、よろづにあつかひ聞こえける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「甥」の読み・字形・画数・意味
甥
人名用漢字 12画
[字音] セイ・ソウ(サウ)
[字訓] おい・むこ
[説文解字] 
[字形] 形声
声符は生(せい)。〔説文〕十三下に「我を舅と謂ふ
は、吾(われ)之れを甥と謂ふなり」とあり、〔爾雅、釈親〕の文による。甥は姉妹の子、舅は母の兄弟。ともに女系の呼称である。
[訓義]
1. おい、姉妹の子、また兄弟の子、外まご。
2. むこ、姉妹の夫。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕甥 乎比(をひ) 〔名義抄〕甥 ヲヒ・メヒ
[熟語]
甥館▶・甥舅▶・甥女▶・甥孫▶・甥姪▶・甥徒▶
[下接語]
外甥・舅甥・賢甥・諸甥・孫甥・姪甥・表甥
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の甥の言及
【おい・めい(甥・姪)】より
…おい・めいは傍系親族の一種であり,かつてはこれを家族成員として含む家族も分家が顕著に行われた地域で多く見られたが,現在は核家族化の進行にともなって著しく減少した。しかし今日でもおい・めいは財産相続が行われる法的関係としてではないが,社会生活において重要な役割を占めており,なかでも通過儀礼におけるおい・めいとおじ・おばの関係が注目される。婚姻儀礼においてはおじ・おばがおい・めいの仲人的役割を果たすのに対して,おい・めいはおじ・おばの死にあたって主として棺かつぎの役割を果たす。…
※「甥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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