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由加山 ゆがさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

由加山
ゆがさん

岡山県南部,倉敷市南東部,児島半島にある山。標高 275m。山頂にある蓮台寺は,もと由加大権現と呼ばれ,香川県琴平町の金毘羅大権現とともに海上安全の守護神とされ,江戸時代には合せて参詣が行われた。現在も江戸商人塩原多助の奉納した玉垣が残り,円山応挙の絵など多数の文化財を蔵している。春の観桜,秋のもみじ狩の名所として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

由加山
ゆがさん

岡山県南部、倉敷(くらしき)市児島(こじま)にある丘陵性山地。瑜伽山とも書く。標高273メートル。瀬戸内海国立公園の一部。植生に乏しい児島半島のなかで、山頂一帯には豊かな自然林があり、野鳥、昆虫も多い。山頂の瑜伽山蓮台(れんだい)寺は真言(しんごん)宗御室(おむろ)派別格本山で、行基(ぎょうき)の開基と伝えられる。応永(おうえい)年間(1394~1428)に増吽(ぞううん)が再興し、近世には岡山藩主池田氏の寄進を受け、明治末ごろまでは讃岐(さぬき)の金刀比羅(ことひら)宮とともに庶民の信仰を集めた。本殿、客殿、多宝塔、梵鐘(ぼんしょう)などは県指定重要文化財。往時の繁栄をしのばす門前町が残っている。[由比浜省吾]

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