デジタル大辞泉 「申子」の意味・読み・例文・類語 もうし‐ご〔まうし‐〕【申(し)子】 1 神仏に祈って授かった子。「観音様の申し子」2 《1の誤用から》霊力を持ったものから生まれた子。転じて、特殊な社会的背景から生じたもの。「鬼の申し子」「戦争の申し子である思想」[類語]落胤・落とし子・落とし胤 しん‐し【申子】 申不害しんふがいの敬称。中国、戦国時代の法家の書。申不害の撰。刑名の学を集成したもので、全6編のうち「三符」1編のみが現存。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「申子」の意味・読み・例文・類語 もうし‐ご まうし‥【申子】 〘名〙① 神仏に祈願して授かった子。また、神仏に子が授かるように願うこと。※蔭凉軒日録‐延徳三年(1491)三月一四日「在中和尚観音白子也」② (①を誤用して) 霊力を備えたものから生まれた子。転じて、特殊な背景から生まれ出たもの。※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七「口嘴が乙に尖がって何だか天狗の啓し子の様だ」 しん‐し【申子】 中国、戦国時代の法家の思想家、申不害(しんふがい)の敬称。また、その著になる法家の思想書の書名。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報