畠山義深(読み)はたけやまよしふか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「畠山義深」の意味・わかりやすい解説

畠山義深
はたけやまよしふか

[生]元弘1(1331)
[没]天授5=康暦1(1379).1.12.
南北朝時代の武将。家国の子,関東執事国清の弟。兄国清とともに鎌倉にいたが,正平 16=康安1 (1361) 年,関東公方足利基氏に追われた兄とともに伊豆に走り,修善寺などに城を構えて対抗した。翌年降伏したが,処罰を恐れて逃亡。のち京都で義詮に属した。正平 21=貞治5 (66) 年,斯波氏失脚の跡を襲って越前守護に補せられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 はたけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「畠山義深」の解説

畠山義深 はたけやま-よしふか

1331-1379 南北朝時代の武将。
元徳3=元弘(げんこう)元年生まれ。畠山家国の次男。関東執事だった兄国清にしたがう。国清が失脚したあと,京都で足利義詮(よしあきら)につかえ,延文5=正平(しょうへい)15年(1360)摂津西成郡(大阪府)の分郡守護となる。斯波高経(しば-たかつね)の追討にあたり,その功で越前(えちぜん)守護職をあたえられた。永和5=天授5年1月死去。49歳。名は「よしとお」ともよむ。

畠山義深 はたけやま-よしとお

はたけやま-よしふか

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む