異版(読み)イハン(その他表記)different edition

精選版 日本国語大辞典 「異版」の意味・読み・例文・類語

い‐はん【異版・異板】

  1. 〘 名詞 〙 本文は同じだが、刊行時期や版元の違いにより版の様式が異なる出版物。
    1. [初出の実例]「初版本を以て底本となし、旁ら別製本及び別製本異版を参照して校訂せり」(出典:当世書生気質(明治文学名著全集)‐解題(1926)〈神代種亮〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「異版」の解説

異版

ある版の本文(句読点などを含む)と同一のものが別の出版社印刷所から新たな版で出されたり,同一出版社から別の作製手段で新たに出されたりした場合,既出の版に対して新しい版を異版という.版という概念は,印刷機発明により,同じ印刷物ができるようになった結果生まれた.版が異なれば異なった版になることは確かであるが,異版は,同一作品という条件もと異同を決める用語である.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む