普及版 字通 「疥」の読み・字形・画数・意味
疥
9画
[字訓] ひぜん
[説文解字]
[その他]
[字形] 形声
声符は介(かい)。介は介冑の象であるが、疥の従うところは、牀上の人の前後に疥癬(かいせん)のあることを示すもので、その象形。(だく)とは病牀をいう。〔説文〕七下に「くなり」とあり、癢(かゆ)い皮膚病である。
[訓義]
1. ひぜん。はたけ、かゆいできもの。
2. その皮膚病のように、よごす。
3. と通じ、おこり。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕疥癩 波太介(はたけ) 〔名義抄〕疥 ハタケ 〔字鏡集〕疥 ハタケ・カサ・イツキ・クマヒ
[語系]
疥keat、痂keaiは声近く、痂は〔説文〕七下に「疥なり」とあって、できもののかさをいう。
[熟語]
疥癬▶・疥▶・疥▶・疥瘡▶・疥騒▶・疥壁▶・疥癢▶・疥癰▶・疥癩▶・疥▶
[下接語]
患疥・癬疥・爬疥・風疥・痒疥
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報