デジタル大辞泉 「疥」の意味・読み・例文・類語 はたけ【×疥/乾=瘡】 主に小児の顔に、硬貨大の円形の白い粉をふいたような発疹ほっしんができる皮膚病。数個以上できることが多い。顔面単純性粃糠疹ひこうしん。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「疥」の意味・読み・例文・類語 はたけ【疥・乾瘡】 〘 名詞 〙 ( 古くは「はだけ」とも ) 額や頬にできる皮膚病。十円銅貨ぐらいまでの大きさの丸いもので、白く粉をふいたようにみえる。湿疹の一種。疥瘡(はたけがさ)。[初出の実例]「用ゐて痂癬〈胖大気(ハタケ)と謂ふ〉を療やす」(出典:豊後風土記(732‐739頃)大分) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「疥」の読み・字形・画数・意味 疥9画 [字音] カイ[字訓] ひぜん[説文解字] [その他] [字形] 形声声符は介(かい)。介は介冑の象であるが、疥の従うところは、牀上の人の前後に疥癬(かいせん)のあることを示すもので、その象形。(だく)とは病牀をいう。〔説文〕七下に「くなり」とあり、癢(かゆ)い皮膚病である。[訓義]1. ひぜん。はたけ、かゆいできもの。2. その皮膚病のように、よごす。3. と通じ、おこり。[古辞書の訓]〔和名抄〕疥癩 波太介(はたけ) 〔名義抄〕疥 ハタケ 〔字鏡集〕疥 ハタケ・カサ・イツキ・クマヒ[語系]疥keat、痂keaiは声近く、痂は〔説文〕七下に「疥なり」とあって、できもののかさをいう。[熟語]疥癬▶・疥▶・疥▶・疥瘡▶・疥騒▶・疥壁▶・疥癢▶・疥癰▶・疥癩▶・疥▶[下接語]患疥・癬疥・爬疥・風疥・痒疥 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報