疾駆(読み)シック

デジタル大辞泉 「疾駆」の意味・読み・例文・類語

しっ‐く【疾駆】

[名](スル)馬や車などを速く走らせること。また、速く走ること。「疾駆するスポーツカー
[類語]駆け足疾走快走力走ダッシュ早足走る急ぎ足小走り逃げ足

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「疾駆」の意味・読み・例文・類語

しっ‐く【疾駆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「疾」ははやい意 )
  2. 車や馬などをはやく走らせること。また、車や馬がはやく走ること。
    1. [初出の実例]「斉軍の右翼は之を見るより疾駆し」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔詩経伝‐斉風・載駆〕
  3. 一般的に、物がはやく走ること。また、事柄進行速度がはやいこと。
    1. [初出の実例]「大小の簇雲(むらくも)が〈略〉林を越えて疾駆(シック)して来る」(出典:土(1910)〈長塚節〉二五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「疾駆」の読み・字形・画数・意味

【疾駆】しつく

車や馬を走らせる。〔史記沢伝〕擧曰く、先生の壽は、今より以四十三なりと。澤~其のに謂ひて曰く、吾(われ)~馬をらせて疾驅し、金の印を懷(ふところ)にし、紫綬(腰)に結び、人に揖讓(いふじやう)し、らひ富貴ならば、四十三年にして足ると。

字通「疾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android