症候(読み)しょうこう

精選版 日本国語大辞典 「症候」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こう シャウ‥【症候】

〘名〙 心身に現われた病的変化。患者自身が感じて訴えるものを自覚的症候、医師他人観察によって認められるものを他覚的症候という。診断治療資料基準となる。症状
※内科撰要(1792)三「其発見せる症候に徴して弁ずるに非れば」
南小泉村(1907‐09)〈真山青果〉七「盲腸炎だらうと思ふんですが〈略〉余程症候(シャウコウ)が進んで居るやうです」 〔水滸伝‐六〇回〕

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デジタル大辞泉 「症候」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こう〔シヤウ‐〕【症候】

病気のとき現れる、種々の肉体的・精神的な異常。
自分では外部には何の―もない積りでいるけれど」〈三重吉小鳥の巣〉

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普及版 字通 「症候」の読み・字形・画数・意味

【症候】しようこう

症状のあらわれ。

字通「症」の項目を見る

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