(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「症」の意味・読み・例文・類語

しょう【症】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(呉)
病気性質状態。「症候症状炎症軽症重症難症病症
特定の症状の現れる病気。「既往症狭心症後遺症不眠症

しょう〔シヤウ〕【症】

病気の性質・状態。症状。
「脈管臃脹の―を患うるものありければ」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「症」の意味・読み・例文・類語

しょうシャウ【症】

  1. 〘 名詞 〙 病気の性質。病状
    1. [初出の実例]「此やうなるしゃうには、十全大補湯(たいふたう)がよいとをしへければ」(出典咄本・私可多咄(1671)三)

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普及版 字通 「症」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

[字音] ショウ(シャウ)
[字訓] やまい

[字形] 形声
声符は正(しょう)。古くは證(証)の字を用いたが、のち病状などについては症を用いる。證から分化した、その俗字である。

[訓義]
1. やまい。
2. やまいのしるし。

[語系]
症・證・(徴)tjingは同声。徴証のあること。もと共感呪術を示す字で、その応徴を求める意。敵を懲(こ)らす意。その応徴のあることを證といい、症はその俗字。みな一系の語である。

[熟語]
症候・症状
[下接語]
炎症・軽症・重症・真症・難症・病症・労症

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