痴兀大慧(読み)ちこつ だいえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「痴兀大慧」の解説

痴兀大慧 ちこつ-だいえ

1229-1312 鎌倉時代の僧。
寛喜(かんぎ)元年生まれ。臨済(りんざい)宗。平清盛子孫といわれる。比叡(ひえい)山でまなび,密教に精通。京都東福寺の円爾(えんに)の禅に反発したが,逆に論破されて弟子となる。郷里の伊勢(いせ)(三重県)に安養寺,大福寺をひらいた。のち東福寺住持。正和(しょうわ)元年11月22日死去。84歳。通称は平等房。諡号(しごう)は仏通禅師。著作に「十牛訣」「枯木集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android