白峯神宮(読み)しらみねじんぐう

日本歴史地名大系 「白峯神宮」の解説

白峯神宮
しらみねじんぐう

[現在地名]上京区飛鳥井町

祭神は崇徳天皇淳仁天皇。もと官幣大社。現例祭は春季四月一日、秋季九月二一日。幕末孝明天皇讃岐に配流中に没した崇徳上皇の霊を慰めようと、讃岐国白峰(現香川県坂出市)の社を京都に移転しようとしたが果せず、明治元年(一八六八)明治天皇が同社から神体を迎えて当地に祀った。次いで同六年、天王森てんのうのもり山陵(現兵庫県南淡町)の淳仁天皇の霊を奉迎し、ここに合祀した。

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改訂新版 世界大百科事典 「白峯神宮」の意味・わかりやすい解説

白峯神宮 (しらみねじんぐう)

京都市上京区に鎮座。崇徳天皇,淳仁天皇をまつる。崇徳天皇は保元の乱のあと,讃岐国に流され,その地で没し,白峯陵(坂出市内)に葬られたが,1866年(慶応2)孝明天皇が京都に神霊を迎えまつろうとしてならず,68年(明治1)現地に白峯宮を創建してまつり,73年淡路島の淡路陵に葬られた淳仁天皇の神霊を迎え合祀した。1940年白峯神宮と改称。旧官幣大社。例祭春季4月14日淳仁天皇祭,秋季9月21日崇徳天皇祭。
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百科事典マイペディア 「白峯神宮」の意味・わかりやすい解説

白峯神宮【しらみねじんぐう】

京都市上京区に鎮座。旧官幣大社。崇徳天皇と淳仁天皇をまつる。1868年讃岐(さぬき)から崇徳天皇の霊を迎えてまつったのに始まる。1874年さらに淡路から淳仁天皇の霊を迎えて合祀。例祭は9月21日(崇徳祭),4月14日(淳仁祭)。

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世界大百科事典(旧版)内の白峯神宮の言及

【御火焼き】より

…御火焚きとも書く。霜月(旧11月)に行われた火祭。京都を中心に盛んに行われた。宮中をはじめ公卿,神社,民家などで庭火を焚く行事で,朔日(ついたち)の知恩院鎮守賀茂明神からはじまってほとんど連日にわたった。御火焼きは,夕方から夜にかけて行うことを常とし,松薪を井桁に組み上げ中央にササを立て,これに神饌を供え神楽や祝詞を奏してのち,新たにおこした浄火をササに移す。燃えあがったところへ神酒をかけて,爆竹を3度ならして終わった。…

※「白峯神宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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