白髪太郎(読み)シラガタロウ

デジタル大辞泉 「白髪太郎」の意味・読み・例文・類語

しらが‐たろう〔‐タラウ〕【白髪太郎】

クスサン幼虫で、体に白い長毛が密生した大形の毛虫。くりけむし。しなのたろう。

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「白髪太郎」の意味・読み・例文・類語

しらが‐たろう‥タラウ【白髪太郎】

  1. 〘 名詞 〙 ヤママユガ科のガの一種、クスサン(樟蚕)の幼虫。体長約一〇センチメートルになる。孵化(ふか)したころはまっ黒で成長すると柔らかい青みを帯びた白色の長毛が密生する。クリ、クス、クヌギなど多くの木の葉を食害する。七月ごろ成熟し、「すかしだわら」と呼ばれる繭をつくり、蛹(さなぎ)になる。成虫は秋に出現。幼虫の絹糸腺をとりだして天蚕糸(てぐす)の代用品をつくる。くりけむし。しらがだゆう。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「白髪太郎(シラガタラウ)のあまんじゃく 網の牢屋に押し籠められた」(出典童謡・にしゃどっち(1926)〈横瀬夜雨〉)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「白髪太郎」の解説

白髪太郎 (シラガタロウ)

動物。ヤママユガ科の幼虫の俗称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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