デジタル大辞泉
「直隷」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちょく‐れい【直隷】
- 〘 名詞 〙 直接に隷属すること。直接に天子または中央官庁に従属すること。〔漢語便覧(1871)〕 〔明史‐地理志・序〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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直隷 (ちょくれい)
zhí lì
中国で地方行政官庁が普通の場合と異なり,2段上級の官庁に直轄される統属関係。元ではふつう,省・行省に路が隷し,路に府州が隷するが,府州の中には省・行省に直隷するものもある。明ではふつう,13布政司に府が隷し,府に州県が隷するが,南北両直隷では府は六部に直隷し,また全国の州で六部・布政司に直隷するものもある。清では州県のほかに庁があり,ふつうは府に隷するが,省に直隷するものもある。
執筆者:谷 光隆
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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直隷
ちょくれい
Zhi-li; Chih-hi
直隷省ともいう。中国,明・清代の首都に直属する行政区画で,現在の河北省である。明の太祖 (→洪武帝 ) は初め南京に都し,京師に直属する地域を直隷とし,その他の地方に布政使司をおいたが,成祖 (→永楽帝 ) が北京に都すると,北平布政司を直隷とした。明では南,北直隷の2つがあったが,清は明の北直隷を受継いだ。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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