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県犬養広刀自 あがたのいぬかいの ひろとじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

県犬養広刀自 あがたのいぬかいの-ひろとじ

?-762 奈良時代,聖武(しょうむ)天皇の夫人(ぶにん)。
県犬養唐(もろこし)の娘。天皇の皇太子時代に入内(じゅだい)し,安積(あさか)親王,井上内親王,不破(ふわ)内親王を生んだ。正三位。天平宝字(てんぴょうほうじ)6年10月14日死去。

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世界大百科事典 第2版の解説

あがたいぬかいのひろとじ【県犬養広刀自】

?‐762(天平宝字6)
聖武天皇夫人。讃岐守従五位下唐(もろこし)の女,一族橘三千代の推挙で東宮時代の聖武天皇の後宮に入り,737年(天平9)従三位,ついで正三位に昇叙された。安積(あさか)親王,井上内親王,不破内親王を生んだが,安積は744年17歳で急逝,井上は光仁天皇の皇后となったが,772年(宝亀3)大逆罪によって廃され3年後に没し,不破もまた782年(延暦1)謀反に座し淡路に流され,皆終りを全うしなかった。【黛 弘道】

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世界大百科事典内の県犬養広刀自の言及

【聖武天皇】より

…聖武天皇の即位に備えて,平城宮では以前から大改作工事が実行されていた。その後宮としては,藤原不比等の女安宿媛(あすかべひめ)(光明皇后),県犬養広刀自(あがたいぬかいのひろとじ),藤原武智麻呂の女(名前不明),同じく房前の女など4夫人の存在が知られ,このうち安宿媛との間に某王(基(もとい)王)と阿倍内親王(孝謙・称徳天皇)の2子,県犬養広刀自との間に井上(いかみ)内親王,不破内親王と安積(あさか)親王の3子をもうけた。727年閏9月安宿媛が出産した某王(基王)は,藤原氏の期待をになってただちに立太子されたが,翌年9月死亡した。…

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