石楠(読み)シャクナゲ

関連語 項目

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石楠」の意味・わかりやすい解説

石楠
しゃくなげ

俳句雑誌。 1915年3月~51年 12月,52年 11月~56年1月。「せきなん」ともいう。主宰者臼田亜浪。初め大須賀乙字も協力したが,18年に俳句観の相違から袂を分った。 17音の一句一句に自由な自然観を盛ることを求め,俳句道即人間道の理念を掲げた。主要な同人に福島小蕾,林原耒井大野林火篠原梵,八木絵馬,西垣修らがいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の石楠の言及

【臼田亜浪】より

…1896年上京後,《日本》派の俳句に親しんだが,1914年,腎臓を病み信州で静養中,高浜虚子の勧めで本格的に俳句を志した。翌年大須賀乙字の援助を得て俳誌《石楠(しやくなげ)》を創刊,俳句ひとすじに進み,25年《亜浪句鈔》を上梓した。俳句の理念を“まこと”に置き,芸術を超えた道として追求。…

※「石楠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む