石楠(読み)シャクナゲ

デジタル大辞泉 「石楠」の意味・読み・例文・類語

しゃくなげ【石楠】

俳句雑誌。大正4年(1915)、大須賀乙字支援を得て臼田亜浪創刊主宰臼田死後、原田種茅の主宰により読みを「せきなん」と改めて昭和27年(1952)復刊。昭和31年(1956)廃刊

せきなん【石楠】

しゃくなげ(石楠)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石楠」の意味・わかりやすい解説

石楠
しゃくなげ

俳句雑誌。 1915年3月~51年 12月,52年 11月~56年1月。「せきなん」ともいう。主宰者臼田亜浪。初め大須賀乙字も協力したが,18年に俳句観の相違から袂を分った。 17音の一句一句に自由な自然観を盛ることを求め,俳句道即人間道の理念を掲げた。主要な同人に福島小蕾,林原耒井大野林火篠原梵,八木絵馬,西垣修らがいる。

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普及版 字通 「石楠」の読み・字形・画数・意味

【石楠】せきなん

石楠花

字通「石」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「石楠」の解説

石楠 (トネリコ)

学名Fraxinus japonica
植物。モクセイ科の落葉高木,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の石楠の言及

【臼田亜浪】より

…1896年上京後,《日本》派の俳句に親しんだが,1914年,腎臓を病み信州で静養中,高浜虚子の勧めで本格的に俳句を志した。翌年大須賀乙字の援助を得て俳誌《石楠(しやくなげ)》を創刊,俳句ひとすじに進み,25年《亜浪句鈔》を上梓した。俳句の理念を“まこと”に置き,芸術を超えた道として追求。…

※「石楠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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