従来の石高(こくだか)、貫高(かんだか)、刈高(かりだか)、蒔高(まきだか)などを、検地によって確定された石高に改め直すこと。これを一般に行ったのが、太閤(たいこう)検地。1582年(天正10)から文禄(ぶんろく)年間(1592~96)、さらに98年(慶長3)にかけて実施された太閤検地では、村々の田畑・屋敷を上・中・下に分けて石盛(こくもり)し、それを基準にして一筆ごとに公定生産高としての石高を確定した。これにより、従来、田畑・屋敷の経済的意義を表示し把握するのに用いられていた石高(年貢高)、貫高、刈高、蒔高などが、公定生産高としての石高に改め直された。これを一般に「天正(てんしょう)の石直し」あるいは「文禄検地」とよぶ。
[宮川 満]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新