デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「祇王・祇女」の解説 祇王・祇女 ぎおう・ぎじょ 「平家物語」に登場する白拍子(しらびょうし)の姉妹。姉の祇王が平清盛の寵愛(ちょうあい)をうけ,母娘3人ともに裕福にくらすが,仏御前に寵をうばわれ,母娘で出家して嵯峨(さが)の奥に隠棲(いんせい)する。やがて仏御前も世の無常を知って尼となって庵をたずね,ともに念仏往生をとげたという。名は妓王・妓女,義王・義女ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例