福田神社(読み)ふくだじんじや

日本歴史地名大系 「福田神社」の解説

福田神社
ふくだじんじや

[現在地名]八束村中福田

中福田なかふくだの中央字大宮おおみや鎮座祭神は大己貴命・素盞嗚命・稲田姫命。旧郷社。仁治三年(一二四二)一二月一七日の久見ひさみ(現湯原町)の公用皆済状に「ふくたこうの宮」とみえ、永仁六年(一二九八)一〇月一六日の公用皆済状(いずれも社蔵)には「ふく田郷の大宮」とある。このほかの当社所蔵の史料によると、応安二年(一三六九)美作国守護山名時氏が本殿建立の際に大宮大森大明神、応仁三年(一四六九)赤松氏により大宮大明神、天文二三年(一五五四)尼子晴久社殿再建の時に大守大明神、慶安三年(一六五〇)津山藩主森長継再建の時に大森大明神、元禄一一年(一六九八)松平氏の津山入封後、天文の古号大守大明神に復号とたびたび改称されたという(八束村史)

福田神社
ふくだじんじや

[現在地名]五霞村小福田

小福田こふくだ北部上坪かみつぼに鎮座。旧村社。祭神宇迦之御魂大神・誉田別命・火雷命。大正二年(一九一三)に上坪の稲荷神社へ上坪の雷電らいでん社と中坪の八幡神社を合社したもので、のち福田神社と名称変更。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報