秋岡芳夫(読み)アキオカ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「秋岡芳夫」の解説

秋岡 芳夫
アキオカ ヨシオ

昭和・平成期の工業デザイナー



生年
大正9(1920)年4月29日

没年
平成9(1997)年4月18日

出生地
熊本県下益城郡小川町

学歴〔年〕
東京高等工芸学校(現・千葉大学)〔昭和16年〕卒

主な受賞名〔年〕
毎日産業デザイン賞(第5回)〔昭和34年〕,国井喜太郎産業工芸賞(第2回)〔昭和49年〕

経歴
東京都建築局に入るが、やがて応召戦後列車、船、オートバイ、家電製品、文房具など様々なデザインする。通産省のグッドデザインマーク選定委員も務めた。一方、日本の木工技術の保存のために自宅で木工塾を開いたり、“1100人の会”を主宰したりする。昭和50年通産省の奨励審議会委員、56年から伝統的工芸品産業審議会委員を務めた。この間52年東北工業大学教授、57年共立女子大学家政学部教授を歴任。54年には国際竹トンボ協会を結成顧問として会員の指導にあたった。著書に「デザインとは何か」「日本の手道具」「暮しのためのデザイン」「竹とんぼの発想」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「秋岡芳夫」の解説

秋岡芳夫 あきおか-よしお

1920-1997 昭和後期-平成時代のインダストリアルデザイナー
大正9年4月29日生まれ。箸(はし)から列車まで幅ひろく手がけた。使い手視点からの物づくりを提唱。また職人の集団1100人の会を組織。木工技術の保存にもとりくんだ。昭和52年東北工大教授,57年共立女子大教授。平成9年4月18日死去。76歳。熊本県出身。東京高等工芸(現千葉大)卒。著作に「日本の手道具」「暮しのためのデザイン」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「秋岡芳夫」の解説

秋岡 芳夫 (あきおか よしお)

生年月日:1920年4月29日
昭和時代;平成時代のインダストリアルデザイナー。東北工業大学教授;共立女子大学教授
1997年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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