空き家(読み)アキヤ

デジタル大辞泉 「空き家」の意味・読み・例文・類語

あき‐や【空き家/空き屋/明き家】

人の住んでいない家。あきいえ。
俗に、女性恋人や夫と別れて独り身であることをいう。
[補説]書名別項。→空屋

あき‐いえ〔‐いへ〕【空き家/明き家】

あきや」に同じ。

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共同通信ニュース用語解説 「空き家」の解説

空き家

総務省調査によると、全国の空き家は2013年10月時点で820万戸あり、総住宅数の13・5%に当たる。このうち別荘や賃貸、売却用を除く放置された物件は318万戸とされる。管理が行き届かないと景観治安悪化を招くほか倒壊の恐れも生じる。地域の空き家を登録して移住者らに情報提供する空き家バンクを整備し、活用を呼び掛けている自治体もある。

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精選版 日本国語大辞典 「空き家」の意味・読み・例文・類語

あき‐や【空家・空屋・明家】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人の住んでいない家。あきいえ。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「空家(アキヤ)に入り 煙草のみたることありき」(出典一握の砂(1910)〈石川啄木〉我を愛する歌)
  3. 後家をいう俗語。広く、特定パートナーがいない女性をもいう。
    1. [初出の実例]「久しぶり明家の前のたまり水」(出典:雑俳・笠付類題集(1834))
    2. 「あたしじゃ、どう? 今、空き家なのよ?」(出典:透明な暗殺(1960)〈佐野洋〉)

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