空貝(読み)ウツセガイ

デジタル大辞泉 「空貝」の意味・読み・例文・類語

うつせ‐がい〔‐がひ〕【空貝/虚貝】

海岸に打ち寄せられた、からになった貝。貝殻和歌では「実なし」「むなし」「あはず」や同音反復で「うつし心」などを導く序詞に用いられる。
「上には白銀しろがね黄金こがねはまぐり、―などを」〈堤・貝合
「―うつし心も失せはてて」〈千載・雑下〉
ツメタガイウズラガイ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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