立体的(読み)リッタイテキ

デジタル大辞泉 「立体的」の意味・読み・例文・類語

りったい‐てき【立体的】

[形動]
平面の広がりだけでなく、奥行き・高さ・厚みなどがあるさま。また、そのような感じを与えるさま。「立体的画面」⇔平面的
物事をいろいろな角度から総合的にとらえるさま。「現象立体的に把握する」⇔平面的

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立体的」の意味・読み・例文・類語

りったい‐てき【立体的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 立体感のあるさま。平面の広がりだけでなく、深さや奥行などのあるさま。音響などにもいう。
    1. [初出の実例]「写真双眼鏡、〈略〉何でも奥深く立体的に見えるので、外の人は子供だましだといふかも知れぬが」(出典:病牀六尺(1902)二六〈正岡子規〉)
  3. 物事をさまざまな角度から総合的にとらえるさま。
    1. [初出の実例]「立体的(リッタイテキ)〈略〉表面に現はれただけを相手とするのは平面的で、内面に入りて深く観察するのが即ち立体的である」(出典:現代大辞典(1922)〈木川堀田小堀・阪部〉現代用語)

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