立去る(読み)タチサル

デジタル大辞泉 「立去る」の意味・読み・例文・類語

たち‐さ・る【立(ち)去る】

[動ラ五(四)]立ってその場所から去る。たちのく。「黙って―・る」
[類語]下がる去る遠ざかる遠のく離れる引き払う引き上げる辞去する退去する退散するせる退退立ち退く引き下がる引き取る引っ込むあとにする

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精選版 日本国語大辞典 「立去る」の意味・読み・例文・類語

たち‐さ・る【立去】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 立ってその場を去る。たちのく。また、単に、去る。
    1. [初出の実例]「乃ち弓彎(ゆみひきまかな)ひて射る。烏即ち避去(タチサリ)ぬ」(出典日本書紀(720)神武即位前(北野本訓))
    2. 「近く見馴るるままに、かた時たちさるべくもあらず」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

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