デジタル大辞泉
「遠退く」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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とお‐の・くとほ‥【遠退】
- [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
- ① 距離または機会がとおざかる。はなれる。へだてる。しりぞく。〔文明本節用集(室町中)〕
- [初出の実例]「爰は遠退(トヲの)いて様子を一先(ひとまづ)見るか」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)三)
- ② 疎遠になる。関係がたえだえになる。また、間遠になる。
- [初出の実例]「遊びの足が遠退(トホノ)いて」(出典:歌舞伎・茲江戸小腕達引(腕の喜三郎)(1863)中幕)
- [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ⇒とおのける(遠退)
とお‐そ・くとほ‥【遠退】
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 遠くへだたる。とおざかる。
- [初出の実例]「妹が門いや等保曾吉(トホソキ)ぬ筑波山隠れぬ程に袖は振りてな」(出典:万葉集(8C後)一四・三三八九)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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