端座(読み)タンザ

精選版 日本国語大辞典 「端座」の意味・読み・例文・類語

たん‐ざ【端座・端坐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正しい姿勢ですわること。行儀正しくすわること。威儀を正してすわること。正座。
    1. [初出の実例]「本師和尚は、南面して端坐せり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)陀羅尼)
    2. [その他の文献]〔北史‐高昂伝〕
  3. 何事もしないでただすわっていること。ぼんやりと日を暮らすこと。
    1. [初出の実例]「垂拱端坐惜歳暮、披軒褰簾望遙岑」(出典懐風藻(751)望雪〈紀古麻呂〉)
    2. [その他の文献]〔諸葛亮‐絶盟好議〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android