竹帛(読み)チクハク

精選版 日本国語大辞典 「竹帛」の意味・読み・例文・類語

ちく‐はく【竹帛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古く、中国で紙の発明される以前、竹簡や布帛(ふはく)に文字を記したところから ) 書物。特に、歴史書。竹素。
    1. [初出の実例]「言編竹帛、千古不刊」(出典続日本紀‐天平宝字二年(758)三月辛巳)
    2. [その他の文献]〔史記‐孝文本紀〕

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普及版 字通 「竹帛」の読み・字形・画数・意味

【竹帛】ちくはく

竹素。歴史。〔墨子、明鬼下〕古は王必ず鬼を以て其の務と爲す。鬼は厚し。後世子孫、知る能はざるをる。故に之れを竹帛に書し、後世の子孫に傳し、~之れを盤盂(ばんう)(青銅礼器)に(たく)し、之れを金石に鏤(ほ)る。

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