竹町(読み)たけまち

日本歴史地名大系 「竹町」の解説

竹町
たけまち

[現在地名]七尾市三島町みしまちよう

こん町の北に位置し、七尾湾に臨む。東は豆腐とうふ町、西は町で、通りの海側は家並がない片側町(所口地図)。元和二年(一六一六)所之口町絵図に「竹町かたはらまち」とみえ、同八年分所口豆腐役運上銀子事(小島文書)の宛所には「竹町藤右衛門」とある。延享二年(一七四五)の浦役銀八五匁余・伝馬銀五一匁余・出分地子一一匁余・人足銀四九匁余(「御代覚書」税務大学校所蔵文書)

竹町
たけまち

[現在地名]大分市中央町ちゆうおうまち二―三丁目

侍町西口から西方笠和かさわ口に向かう幅三間の通りを挟む東西に長い町。東は大工だいく町・革屋かわや町、北は東からさくら町・中柳なかやなぎ町・上紺屋かみこんや町、南はむろ町・上柳町。南西部は笠和町の北部が入り込み西は笠和口。慶長府内絵図では上・下の柳町の間に町名がみえ、東西三〇間、四辻を中心に南北の入一五間のほぼ正方形の町である。笠和口への道は城下の幹線道の一つであったため町並が拡張したと考えられ、明治八年(一八七五)の大分町図(県立大分図書館蔵)によれば中堀西側の一筋を残して大家が櫛比する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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