第三のビール(読み)ダイサンノビール

デジタル大辞泉 「第三のビール」の意味・読み・例文・類語

だいさん‐の‐ビール【第三のビール】

原料麦芽を使用したビール発泡酒に対し、麦芽以外の原料を使用したり、別種アルコール飲料を発泡酒に加えるなどしてつくられた、ビール風アルコール飲料の通称。麦芽の代わりに大豆小麦トウモロコシなどを原材料として使うものが多く、「新ジャンル」ともよばれる。その他発泡性酒類。→ビール系飲料
[補説]当初酒税法上のビールの類に属さないため税率が低く、安価で販売されたが、平成18年(2006)の酒税法改正酒類の分類が再編され、酒税が引き上げられた。

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共同通信ニュース用語解説 「第三のビール」の解説

第三のビール

酒税法上、ビールや発泡酒に属さないビール風味アルコール飲料の通称。現行法では「その他の発泡性酒類」に分類される。大豆やエンドウを主な原料にした商品と、発泡酒に麦からつくった蒸留酒を加えた商品に大別される。税率がビールや発泡酒より低いため価格が安い。サッポロビールが2004年2月に全国販売した「ドラフトワン」が爆発的に売れたのを契機に、競合他社も相次いで参入した。大手5社が18年に出荷したビール類全体に占める割合は約38%。

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