等類(読み)トウルイ

精選版 日本国語大辞典 「等類」の意味・読み・例文・類語

とう‐るい【等類】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同等の種類。同類。
    1. [初出の実例]「凡太政官下諸司諸国符。随事請内外印〈略〉廃置郡駅、断罪禁制、放賤従良等類、並請内印」(出典延喜式(927)一一)
    2. 「これみな羅紗の等類(トウルヰ)なり」(出典:歌舞妓年代記(1811‐15)八)
  3. 仲間。ともがら。〔後漢書‐陳寔伝〕
  4. 和歌・連歌・俳諧で、素材・表現の字句趣向が他人の作品と似かよっていること。俳諧では、詞や表現が似て趣向・作意の異なるものを同巣(どうそう)と呼び、これと区別する説もある。同類。
    1. [初出の実例]「忘れぬ夢をとふ嵐かなといふ歌を思ひ出して、もし等類にもやとおぼえしかども」(出典:東野州聞書(1455頃)一)

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普及版 字通 「等類」の読み・字形・画数・意味

【等類】とうるい

ともがら。〔後漢書、陳寔伝〕兒爲(た)りしより、戲弄に在りと雖も、等の歸すると爲る。~志好學、坐立に誦讀す。

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