精選版 日本国語大辞典 「籡」の意味・読み・例文・類語
しいし【籡・簇】
籡の語誌
( 1 )「色葉字類抄」や「字鏡集」にある「シヒシ」がこの語の古い仮名遣いと見られるが、表記に揺れがあり、仮名遣い未詳のいわゆる疑問仮名遣いである。
( 2 )「籡」という字体は、国字とされるが、古くは「簇」など類似の字を用いる。「シイシ」は、語源説が複数あるがいずれも本来和語であると説かれる。
1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...