米塩(読み)べいえん

精選版 日本国語大辞典 「米塩」の意味・読み・例文・類語

べい‐えん【米塩】

〘名〙
生活必需品としての米と塩。
九条年中行事(960頃か)五月「京中賑給事〈略〉仰弁官料令申所廩院大膳職等之米塩数」 〔史記‐酷吏伝・減宣〕
② 細かで、煩わしいことのたとえ。
菅家文草(900頃)七・書斎記「自外之事、米塩無量」 〔韓非子説難

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デジタル大辞泉 「米塩」の意味・読み・例文・類語

べい‐えん【米塩】

人間生活に欠くことのできない米と塩。「米塩にも不自由する暮らし」
[類語]食べ物食品食料食糧食物食い物糧食飲食物食料品食材召し上がり物

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普及版 字通 「米塩」の読み・字形・画数・意味

【米塩】べいえん

煩砕なるもの。生活の必需品。〔旧唐書、李伝〕長慶元年、~す。初一百、之れに五十をす。(かく)上して~曰ふ。の事、尤も年に出づ。~物爲り、米鹽に異なる無し。人の(と)るに於て、俗を同じうす。

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