精粋(読み)セイスイ

精選版 日本国語大辞典 「精粋」の意味・読み・例文・類語

せい‐すい【精粋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 緻密で美しくまじりけのないこと。選び抜かれたすぐれたもの。また、そのさま。えりぬき。
    1. [初出の実例]「此語が、古今の格言、敬を精(しら)げて語たと云に、是程な精粋はなし」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))
    2. [その他の文献]〔漢書‐刑法志〕
  3. 清らかな空気天地清明の気。
    1. [初出の実例]「鍾乾坤精粋之気、日就月明」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・豊州蒋山興聖万寿禅寺語録)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐九歎・逢紛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「精粋」の読み・字形・画数・意味

【精粋】せいすい

えりぬき。純粋。〔漢書、刑法志〕夫(そ)れ人は天地の貌に(に)(肖)、五常の性を懷(いだ)き、粹、生の最も靈なるなり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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