約束説(読み)ヤクソクセツ

デジタル大辞泉 「約束説」の意味・読み・例文・類語

やくそく‐せつ【約束説】

数学自然科学における公理定義原則は、明証性、経験一般化検証可能性のいずれかに属さないかぎりは便宜的な約束であり、説明能力があって矛盾でなければどのような形態でもよいとする説。ポアンカレが唱えた。規約主義コンベンショナリズム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「約束説」の意味・読み・例文・類語

やくそく‐せつ【約束説】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] conventionalism の訳語 ) 数学や自然科学の基礎に関するポアンカレの説。経験的法則でも自明の法則でもなく、また検証可能な仮説でもない原理は、便宜上の約束にしか過ぎないというもの。現今数学界の主流を占める公理主義はその発展形態と見られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む