素引きの精兵(読み)スビキノセイビョウ

デジタル大辞泉 「素引きの精兵」の意味・読み・例文・類語

素引すびきの精兵せいびょう

素引きをする姿だけはりっぱにみえるところから》理論には強いが、実戦には役に立たない者。
「―、畠水練のことばにおづる人非じ」〈太平記二九
[類語]砂上の楼閣机上の空論座上の空論絵に描いた餅

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精選版 日本国語大辞典 「素引きの精兵」の意味・読み・例文・類語

すびき【素引】 の 精兵(せいびょう)

  1. ( 素引だけは、いかにも強弓射手のように見える意から ) 理論には詳しいが実戦には役に立たないものをあざけっていう語。
    1. [初出の実例]「白引(スビキ)精兵(セイびゃう)、畠水練の言におづる人非じ。忠実手柄の程試て後、左様広言をば吐給へ」(出典:太平記(14C後)二九)

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