素網(読み)すあみ

精選版 日本国語大辞典 「素網」の意味・読み・例文・類語

す‐あみ【素網】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎衣裳一つ時代物武士盗賊などが、鎖帷子(くさりかたびら)を着たようにみせかける丸首シャツで、黒絹糸を網状に編んだもの。網襦袢。ふつうは肌着の上に着るが、「伽羅先代萩」の仁木弾正のように素肌の例もある。
    1. [初出の実例]「怪典大百日(かいてんおおびゃくにち)、黒の褞袍(どてら)、丸ぐけ素網一本ざしにて片足出して見得」(出典:歌舞伎・白縫譚(1853)序幕)

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