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紫外線天文学 しがいせんてんもんがくultraviolet ray astronomy

4件 の用語解説(紫外線天文学の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紫外線天文学
しがいせんてんもんがく
ultraviolet ray astronomy

宇宙からくる紫外線により宇宙の観測,研究をする天文学。紫外線のほとんどは地球大気によってはね返されるため,X線天文学同様,ロケット人工衛星を用いてはじめて可能になった分野である。活動銀河ブラックホールが研究対象となる。

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百科事典マイペディアの解説

紫外線天文学【しがいせんてんもんがく】

恒星や銀河からの紫外線を観測・研究する天文学の一分野。地球大気による吸収を避けるため,大気圏外での観測になる。1968年にNASA(ナサ)が軌道望遠鏡OAO-2を打ち上げてから本格化した。

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世界大百科事典 第2版の解説

しがいせんてんもんがく【紫外線天文学 ultraviolet-ray astronomy】

地球大気による吸収を避けて,大気圏外から恒星や銀河の放つ紫外放射を観測し研究する天文学の一分野。従来,成層圏気球やロケットに搭載した望遠鏡によって行われてきたが,1968年にアメリカ航空宇宙局によって打ち上げられた軌道望遠鏡(OAO‐2)によって本格化した。以後約10台の大小の望遠鏡が軌道上で活動し,アメリカヨーロッパが1978年に共同で大西洋上の静止軌道に打ち上げた口径45cmの国際紫外探査衛星(IUE)が15年にもわたって稼働した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紫外線天文学
しがいせんてんもんがく
ultraviolet astoronomy

可視光よりも波長の短い紫外線(波長10ナノメートルから370ナノメートル程度までの光)で宇宙を観測する天文学。紫外線領域には原子や高階電離イオン(完全電離に近いイオン)のスペクトル線が多数あり、可視光より高温の天体を見るのに適している。だが、地球大気に吸収されてしまうため、人工衛星やロケットに望遠鏡を搭載して大気圏外から観測を行う必要がある。国際紫外線探査衛星(IUE)や1991年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡によってこの分野の研究が本格化し、恒星表面や活動銀河中心核の高温プラズマの研究や星間物質による吸収線解析などが行われた。紫外線よりさらに波長の短い電磁波はX線、ガンマ線とよばれ、より高エネルギーな天体現象を観測するのに用いられる。[家 正則]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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